【体験談】様々な立場・考え方の人との出会い。
プロフィール
川瀬 由希子
出身地:京都府
期間:2018年10月〜2019年3月(当時大学4年生)
■インターンに挑戦した理由、また、アスヘノキボウを選んだ理由はなんですか?
高校生の頃から震災ボランティアをさせていただいて、東北を好きになりました。とくに宮城県の沿岸部はいとこが住んでいたこともあり、馴染みがありました。ボランティアでも石巻や女川に入らせていただく機会が多く、その中でCamassの存在を知り、そこからアスヘノキボウ主催の『女川/地方に関わるきっかけプログラム』に参加しました。2泊3日でしたが朝から晩まで女川に浸ることで、女川が大好きになり、もっと女川を知りたい、この町に住んでみたいと思いました。
アスヘノキボウでインターンをしたいと思ったのは、プログラムを運営していたスタッフさんたちが素敵で、こんな人たちと一緒に働いてみたい!と思ったからです。
また、アスヘノキボウが関わっている多様性のある人の母数の多さも魅力に感じました。女川フューチャーセンターCamassという、町に関係する人たちが交わるためにつくられた場所を拠点にしているからこそ、たくさんの人たちに関わることができるのではと考えました。
■インターンの内容とインターン中の過ごし方を教えてください。
インターンの内容
主に活動人口創出事業に関わらせていただき、お試し移住のオリエンテーション業務や研修受け入れの際のサポート、Camassの営業業務などを行っていました。
インターン中の過ごし方
週5日勤務(基本的にCamassの営業時間)でした。
休日は当時は女川にスーパーがなかったので、石巻まで食材や日用品の買い出し、アスヘノキボウのスタッフやインターンとご飯、町の飲食店で飲食して町の方々と交流していました。
もちろん、疲れたーと1日ゴロゴロしていた日もありました。
また、インターンやお試し移住者と一緒のシェアハウスに住んでいたので、一緒に休日を女川や女川を出て観光して過ごすこともありました。女子専用のログハウスはあったかい雰囲気でとてもお気に入りのお家でした!
■インターンを振り返り、感想をお願いします。
なんとも贅沢な経験をさせていただきました。今でも定期的に女川に行っているのが、このインターンが楽しかったことの証明だと思います。
もちろん、辛いことや失敗もあり、たくさんスタッフ、インターンに迷惑をかけながらも一つ一つに向き合う時間をいただきました。アスヘノキボウで働くのは数人で、でも数人でも背景や思いが違うことは当たり前で、話し合うことの大切さを学びました。
毎日を目まぐるしく送っていたので、やりたいと思ったことを全部はできませんでしたが、だからこそこれからも女川に関わっていきたいです。
インターンとして関わらせていただいたのが様々な立場や考えをお持ちの方々で、もしかしたら社会人として働いても持てない機会かもしれないなと実感しています。そんな中で、自分自身はどうなりたいのか、どう生きたいのかを考える時間を与えていただいたことは今に繋がっています。
また、仕事の時間だけでなく、同時期のインターンやお試し移住者と、シェアハウスで一緒にご飯をつくって食べながらお話する時間がありました。等身大のみなさんの生きている話を聞かせてもらったことはゆたかで、これからも思い出したら元気をもらえる時間になりました。
■アスヘノキボウでインターンを検討している学生に一言メッセージをお願いします!
見知らぬ土地に住みながら、NPO法人でのインターンとなるとなにをするのか、どんなことが待っているのか想像しづらく不安な面もたくさんだと思います。
私自身もちろんフルタイムで働いたことがなく、いきなり働くなんて大丈夫なのだろうかと不安たくさんでしたが、アスヘノキボウスタッフはもちろん、町の人たちも温かく見守ってくださる環境なんて他のインターンではそうそうない貴重な経験です。
不自由はあるかもしれませんが、なんとかなるしなんとかする力がつく環境です。惹かれている人はぜひ飛び込んでみてください!