【体験談】地方との関わり方の多様さに気づく。

プロフィール

島岡 優
出身地:千葉県
期間:2020年12月〜2021年1月(当時 大学4年生)

■インターンに挑戦した理由、また、アスヘノキボウを選んだ理由はなんですか?

私は親戚が女川におり、インターンを始める前までに3回女川を訪れたことがありました。そこで、女川の美しい自然や美味しい食に魅了され、必ずまた訪れたいと思っていました。大学生で比較的時間もあり、さらに翌年が震災から10年という節目の時期に、観光で終わるのではなく、より深く女川に関わりたいと思い、「アスヘノキボウ」でインターンとして採用していただきました。

■インターンの内容とインターン中の過ごし方を教えてください。

インターンの内容
①コワーキングスペースの運営補助
私は主に朝番だったので、8時半にCamassへ行ってオープンの準備をしたり、来客があった際の対応などをしていました。

②創業支援、セミナー等のイベント補助、見学
アスへノキボウが行っている創業支援プログラムを見学させていただいたり、企業の方の研修のお手伝いをさせていただきました。
起業を目指す方々のプランや想いを間近で聞けたり、研修プログラムで企業の方が地方にどのように関わっていくかを考えているのかを知れてとてもいい経験になりました。

③Webサイト移管、新Webサイト作成
もともとアスへノキボウのWebpageが2015年以降あまり更新されておらず、見ずらいレイアウトだったので、Website 移管のお手伝いをさせていただきました。
Webに関する知識は何もなく、社員の方に助けてもらいながら進めました。会社に迷惑をかけてしまう事もありましたが、最後には無事に形になってよかったです。

④自主企画イベント
インターンを通して、女川町の人たちと沢山関わりたい!という想いがあったため、人が集まる場所を作ろうと自主企画イベントを行いました。地域のお店の方や、町の方々に沢山サポートしていただき、無事成功させる事ができました。
イベントを通して飲食業の難しさ、企画・運営の苦労を知ることができ、学びが多かったです。また、町の人たちの温かさを心から感じました。

⑤新プロジェクト企画
現在運営メンバーが少なく、まだ企画段階なのですが、女川の「ヒト」に注目するSNSコンテンツを作ろうという企画の立案に関わらせていただきました!
皆さんがインターンをする時に、ぜひ運営メンバーに入って進めて行ってくれたら嬉しいなと思います✨

自主企画イベントの様子
新プロジェクト企画の様子

インターン中の過ごし方
週5日勤務でした。
休日は観光をしたり家事をしたりしていました。
女川の観光だけでなく、気仙沼や登米、松島など、周辺の観光地を訪れることができ楽しかったです。年末年始も女川で過ごしたのですが、元旦に見た初日の出に感動しました。
また、友人を女川に招いて女川の紹介をすることもありました。

シフトは前月までに出せるので、来客がある時はそれに合わせて休みを取れるのもとてもありがたがったです。

私の居た時期はコロナの関係でお試し移住プログラムが行われてなかったため、シェアハウスに一人で住んでいました。同居人がいないのは少し寂しかったのですが、シェアハウスは綺麗で、家具、冷暖房など揃っており過ごしやすかったです。

食事ですが、ランチは基本駅前商店街で食べて、夜は家で食べることが多かったです。次の日が休みの時や、疲れた時などは、駅前の飲み屋さんに遊びに行くこともありました。女川の駅前はおいしいお店がたくさんあるので、開拓するのが楽しいと思います!

■インターンを振り返り、感想をお願いします。

2ヶ月とは信じられないくらい、毎日充実していて密度の濃い日々を過ごすことができました。もともとは被災地、自然豊かで魚がおいしい町という表面的な女川しか知らなかったのですが、インターンを通して実は先進的で勢いのある町なんだと気づきました。女川は私の中にあった「田舎は保守的で閉鎖したコミュニティー」というステレオタイプを見事に壊してくれました。もともと、将来田舎と都市を結べるようなことができたらいいなと思っていましたが、移住支援や創業支援をしているアスへノキボウで過ごす中で、関わり方の多様さに気づき、今後は自分の強みや専門分野を開拓していき、自分ならではの地方との関わり方をさがしていこうと思いました。

さらに様々なプロジェクトに携わらせていただいたことで、自分の弱みや治したい所を見つけられたのもよかったです。私は基本楽観的なのですが、組織の中で責任を持って仕事をする上でより慎重に、周りに意見を聞きながら進めなければいけないと気づくことができました。

少し後悔しているのは、もっと前に、より長い時間インターンをしたかったなということです。2ヶ月でも多くの学びがありましたが、これが半年や一年いられると、長期でイベントを企画したり、町により深く関わることができたのになあ・・・と思いました。

反省も後悔もありますが、全部含めて本当にインターンをしてよかったと思っています。社員の方々、町の人たちの優しさ、温かさのおかげで、ほんとに楽しく充実した日々を送れました。美味しいものも沢山食べれて心も身体もハッピーな2ヶ月でした。

今では女川町が自分の第二の故郷です!

■アスヘノキボウでインターンを検討している学生に一言メッセージをお願いします!

このページを見てる時点で運命だと思うので、ぜひこの機会を逃さないでください!